8分19秒

《8分19秒》は、太陽の光が地球に届くまでの時間を起点にした写真作品です。

シャッターを切る瞬間、私たちの目の前にある光は、いま生まれた光ではありません。太陽を出発し、約8分19秒という時間をかけて地球に届いた光です。そのわずかな時間のあいだにも、世界は止まることなく変化し続けています。

この作品では、目の前の風景をただ記録するのではなく、光が運んでくる時間と、そのあいだに起きている変化に意識を向けています。じっと見つめること。待つこと。時間を積み上げること。その行為を通して、写真は一瞬を切り取るメディアでありながら、同時に、見えない時間の厚みを写し出す装置にもなります。

《8分19秒》は、光、時間、変化をめぐる観察から生まれた、松龍によるコンセプチュアルな写真作品です。

 

When I press the shutter, the sunlight reaching me has taken 8 minutes and 19 seconds to arrive on Earth.
During that time, how much has the world changed?
I kept my gaze fixed, accumulating time.

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